『にんげんだもの』
「人間だもの」は失敗したときや、失敗した人に言うと良いセリフ。
『にんげんだもの』というのは、書家で詩人の相田みつをさんの代表作で、詩集『にんげんだもの』は1984年に発表されミリオンセラーとなった。
1984年というと、30年ほど前だから、実は結構新しいんだね。
相田さんは「書」と「詩」の融合を目指していたということで、詩の内容を独特の仮名文字で書き上げた書が有名。
因みに「にんげんだもの」の全文は、つまづいたっていいじゃないかにんげんだものみつをというものだ。
これを落ち着いた低い声で、タイミング良く言える男は、絶対にモテるだろうね。
逆に満面の笑顔で、自分の失敗に対して「にんげんだもの」と言うと、彼女や話し相手はムカッとされるかも知れないが。
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『人間だもの、いろいろあるよ』
失敗したときや、失敗した人に言うと良いセリフ、「にんげんだもの」には、いろいろバリエーションが考えられる。
たとえば『2週間で一生が変わる魔法の言葉』(はづき虹映・著)という本には、「人間だもの、いろいろあっていいじゃない」というセリフが最初に載っている。
はづきさんの本によれば、失敗したり落ち込んだりしたときにそれをいきなりプラスに変えたり、ポジティブ・シンキングするのは難しい。
失敗したり傷ついたりして心がネガティブになっている状況で、「こんなん嫌や」と思って頑張っても、ネガティブな心のままではネガティブな結果しか出てこないという。
たしかにパチンコや競馬などのギャンブルで負けて「くそー、絶対取り返してやる。
」と思っても、たいていさらにひどいボロ負けになっちゃうよね。
しかしいったん落ち着いてから、今の自分の状況を客観視すれば、自ずと次にやるべき事が見えてくる場合も多い。
そのためにはまず、プラスでもなくマイナスでもないニュートラル(中立)の状態に心を戻す必要がある。
だからまず一旦、落ち着くためにこの「人間だもの…」という『魔法のじゅもん』を唱えると良いという。
もちろんこのままそっくりのフレーズで無くても良い。
関西人の私には、「人生色々あるで。
だって人間やもん」の方がしみるかも。
自分なりの「人間だもの」フレーズを見つけて、常に口にするようにしてみよう。